「勉強すればするほど、頭が混乱してしまって…」
 先日、本校の受験対策講座を受講して下さった方がお二人、質問のために来校されました。
 高齢者や障害者の制度面の勉強範囲を拡げれば拡げるほど、似たような語句が出てきて訳がわからなくなっているとのことでした。
 「その気持ちわかるなぁ…」と思いつつ、その反面、細かいところに囚われて、それで自信を失くしてしまっているのは勿体無いなと感じました。
 わざわざ勉強方法について相談に来られるというのは、既に一定量の勉強をされているということです。「これからは新しい問題を次々に解くよりも、これまでにやってきたことを完全に理解することに時間を割いた方がいいですよ」とお話しました。
 受験対策講座の中でも時々話すのですが、国家試験の場合、問題の一定割合は過去問が形を変えて出題されていますので、そこを確実に押さえていけば点数につながっていきます。
 勉強方法は人それぞれ。「こうした方がいい」とは一概に言えないところがありますが、不安な気持ちが強くなっている方はぜひ一度立ち止まって勉強の仕方を再検討してみてはいかがでしょうか?

金井浩樹(担当:国家試験対策セミナー)