「考えるな、感じろ!」
時々目にする、耳にする言葉です。
頭で理解する前に、身をもって感じることでより直接的にクリアに自分に取り込める…というような意味合いでしょうか。
本校では、池田高校で福祉やリハビリについての授業をさせて頂く機会があります。
先日第1回目の担当ということで、まずは障害をもつことを体感してもらうことにしました。アイマスクをして視覚障害の体験です。最初は何の助けもないため足がすくんで前に出ないところから、白杖を使ってみて、そしてガイドをしてもらって、と体験を変えていくと、少しずつですが安心して歩けるようになっていったようでした。
見えないことへの恐怖。道具や人の助けがあれば恐怖や危険を軽減できること。もしも本当に見えなくなったらどうだろうか。
色々な感想を出してくれました。
自分の体と心で感じることで、「相手の立場に立ってみる」という福祉のマインドを少しでもわかってもらえたら…と願います。
小泉祐子(担当:介護過程Ⅲ)