前期実務者研修のスクーリングも各会場で順調に進み、終盤に向かっています。
実技の演習では、「介護者役の受講生」から『利用者役になりきった受講生』が介護を受けます。
実働に直結する為か受講生の皆さんの学ぶ姿勢は、講義の時より力が入り真剣です。
実技では、これから行う介護の内容を利用者に丁寧に伝えます。
「介護者役の時は、こんなに丁寧な声掛けが必要かと思いましたが、利用者役になると安心感につながるんですね」
一度利用者役を体験すると、自然に丁寧な声掛けが出来るようになります。
安全安心な介護や自立支援の第一歩ですね。

介助が難しいと感じる方がおられたら、一度その方になりきって介助を受けてみて下さい。
きっと今までとは違う何かが発見できると思います。
そしてそれが介護技術の上達につながっていくと思います。

もちろん利用者役になりきるためには、その方をよく観察し、情報の収集が必要ですね!

大窪明美(担当:介護過程Ⅲ)