先日からいよいよサンビレッジ国際医療福祉専門学校2年生の医療的ケアの演習が始まりました。モデルの人形を使い、模擬的な痰を実際の吸引器で吸引したり、模擬的な栄養剤をカテーテルに流したりするものです。人形が対象とはいえ学生は緊張し、実際の利用者さんのように丁寧に行っていました。
当校のほか、実務者研修のスクーリング、県立高校福祉科の授業でも医療的ケアの講師をさせていただいていますが、受講のみなさんそれぞれ特徴があり、毎回驚き感心させられます。
現場経験のある方は人形への言葉がけや姿勢の直し方が丁寧で優しく、学生の方は手順とその評価の視点までしっかり暗記し、実施の際にはすべて口頭で言ってくれます。本当に素晴らしいです。
そんな皆さんが演習の際に必ず国家試験について質問されます。
「今度から国家試験に医療的ケアが入ってきますけど、どうやって勉強したらいいですか?」
出題内容については明確ではありませんが、この演習内容が重要になるのは間違いありません。手順、講師が伝えた注意事項、ポイント等の復習は必ずしましょう。救急時の対応の勉強も忘れないでくださいね。
鵜飼優子(担当:医療的ケア)