介護福祉学科の学生さんが、先日障がい者体験を行いました。片方の足に膝が曲がらないように支柱を着け、そして動かしづらいようにおもりを着け、麻痺があるような状態にして体験を行いました。

階段の上り下りをしている中で、どのようにすると階段を下りられるのだろうかと考えながら行っていましたが、途中無理な姿勢になったのか、階段から落ちそうになりました。

「あっ! 危ない」

今回は体験だったので両足で体を支えることができましたが、危険と隣合わせだという事を身をもって体験しました。

頭の中で考えイメージすることに加えて、利用者さんの状況を模擬的にでも体験しながら身に付けていくことの大切さを感じました。介護の勉強を始めてまだ3カ月ですが、少しずつ介護のプロになる意識が養われていくのでしょうか。

現場では利用者さんの状態を自ら体験する機会はあまりないかもしれませんね。日々危険と隣合わせの中、介助をどのようにすると良いかを考えながら行っていると思います。そんな日頃の介護の振り返りの場として、様々な研修・セミナーに参加してみてはいかがでしょうか。いろいろなヒントが得られると思います。

和久井愛(担当:介護過程Ⅲ)