実務者研修のスクーリングで計5日間に亘り学ぶ「介護過程」。介護現場で働くみなさんにとって「介護過程」という言葉そのものは、あまり聞きなれない、実際の仕事の中で使うことのない言葉かもしれません。

でも、プロとして介護の仕事をしていく上で、この「介護過程」を理解していることがとても大切なのです。実は、アセスメント、すなわち利用者の情報収集・分析から始まり、個別サービス計画の作成・実施、評価、この一連のプロセスのことを「介護過程」と呼んでいます。もうお気づきだと思いますが、これはみなさんが普段現場で行っている介護の仕事そのものですよね。このプロセスをしっかりと理解し、経験や勘や「何となく…」ではなく「なぜ、そうするのか?」という根拠を明確にしてケアを提供することがプロの介護なのです。

先日終了したコースの受講生アンケートにも、「ハイレベルな知識を身につけることができた」と記入されていた方が何人かいらっしゃいました。これから受講される方もスクーリングを楽しみにしていて下さいね。

金井浩樹(担当:国家試験対策セミナー)