「やっぱり基本は大事ですね」
介護過程Ⅲスクーリング後の受講者さんの一言です。
この日は介護技術の基本を押さえるような授業でした。介護現場で3年の実務経験のある方が、基本を学び直したことで、現場で行っている介護の意味を理解することができたと話して下さったのです。
現場では、一人ひとり異なる利用者さんに対し、その方に応じた対応をすると思います。そうすることで利用者さんの生活はより良いものになります。これはすでに“応用”ですね。
本来は基本の上に応用がなくてはならないのですが、いきなり応用から経験してしまうと、「なぜ」と考えることが十分ではないように思います。少し立ち止まって基本を学んでみると、その介助をする理由がわかり、より介護が楽しいと思えるのではないでしょうか。
本校介護福祉学科の学生も、4月から基本の「き」を学び始めています。介護について右も左もわからない学生ですが、少しずつ介護の基本を学び、深めて欲しいですね。
和久井 愛(担当:介護過程Ⅲ)