リスク管理は様々な業種で大切だと言われています。介護の世界もですね。一言でリスクと言っても多種多様であり、「リスク」という言葉でまとめてしまっては、本質を見落としかねません。

きっと石器時代や狩猟採集をしていた時代には、リスク管理ができないと命を落としてしまう事態に直結していたことでしょう。しかし「マンモスは後ろから近づくと危ない」とか「雷が鳴ると危ない」とか言語化してリスク管理していたわけではないですよね。「常にアンテナを張り、いち早くリスクに気づく。」これが一番のリスク回避方法だったのではないでしょうか。このように自らのアンテナを研ぎ澄ましておくことは、便利で豊かな現代では難しくなってきたのかもしれません。

でも、介護の最前線では知識や技術はもちろん、このアンテナの感度を上げておく必要があります。今日僕はめくれた足ふきマットを「さっ」と直しておきました。

廣瀬武(担当:ホームページ)