実務者研修のスクーリングで学ぶ「介護過程」。コンパクトに5日間で勉強します。
本校の介護福祉学科の学生は2年間に渡って介護過程を学び、その集大成として4週間の実習を行います。皆さんの職場でお世話になっているかもしれませんね。実習では担当利用者について、情報収集・分析・介護計画の立案・実施・評価と一連の流れを実際に行い、その方の生活について考えます。
ただ、どうしても学生は何か形として残ることを…と、自分の考えを押し付けたプランになりがちです。その為、実際にプランを行ってみると、「うまくできなかった」などの声が挙がります。実習中に考えたプランは一度学校に持ち帰り、ご本人のニーズに添っているのか、再度考えます。そして、次に繋げます。
学生が2年間で学ぶ介護過程を実務者研修では5日間で学ぶのですから本当に大変なことだと思います。でも、皆さんには現場での経験があります。それを活かしながら考えることで利用者本位のプランになるのではないでしょうか。
和久井愛(担当:介護過程Ⅲ)