先日、友人に誘われ美術館で日本絵画を鑑賞しました。

「幻想的で好き」というレベルで楽しんでいた私。そこへ学芸員の方が来られ、作者の生い立ち・時代背景等を教えて下さいました。せっかくなので、その知識をもって、もう一度作品を見直すことに…。
するとビックリ!先程とは見方も見え方も違うのです。
作者の心情を想像したり、歴史や文化を感じたり(なんとなくですが…)、
「鑑賞する」から「作品を深く味わいながら、鑑賞を楽しむ」に進化したことを実感しました。

「美術館は敷居が高い」イメージを持っていましたが、少しの知識を得ることで興味深く、そして楽しく鑑賞できると学び、苦手意識が払拭されました。

これは、介護にも通じるものがあるように思います。
ご利用者様を苦手と思うと、壁を作ってしまいがち。でも、ご利用者様を少しずつ知ることで想像が膨らみ、より深く知ることで心に寄り添ったケアにつながるのでは…と。

絵画鑑賞を通して「知る」は大事だと感じる1日でした。

小森淑子(担当:ホームページ)